プレミアム商品券と実質消費

皆様、おはようございます。株式会社プレミアバンクの山村です。

【9月14日(月) マーケットニュース】

プレミアム商品券とは、販売金額に一定の割増額(プレミアム)を乗せた商品券のことです。設計は自治体ごとに異なりますが、1万2千円分の商品券を1万円で購入できるものが多く、プレミアム分、お得に買い物ができます。

今年2月成立の補正予算に盛り込まれた政策で、3月時点で1589億円の事業費が計上されました。「弱さが見られる個人消費の喚起を(内閣府)」と、ほぼ全国の市区町村が実施もしくは計画しました。

今年4~6月のGDP(国内総生産)は年率1.6%のマイナス成長です。みずほ総合研究所の試算によると、ふるさと名物商品・旅行券なども含めた今回のプレミアム商品券の発行による消費押し上げ効果は640億円。事業総額約2,500億円に対し、約25%となっています。

過去に行われた同種の消費喚起策としては、地域振興券や定額給付金がありました。いずれも消費喚起効果は、使われた予算の3割程度であり、その効果は予算の3割程度が相場といえそうです。

反動減も心配ですね。総務省統計局が毎月実施している家計調査によると、2人以上世帯の食品の消費支出は2013年第2四半期以降、名目では増加が続いています。しかし、実質ベースでは2014年第2四半期以降、2015年第1四半期までマイナス領域に転落しています。消費支出が増えているのは物価上昇のせいで、消費者は購入数量を減らしていることを意味します。

「消費者の懐具合の実態は厳しく、いつも同じスーパーに行って同じ買い物をするが、買う数量を減らしている。食品の内訳に注目すると、肉類は価格が上昇しても購入数量に大きな変化はないのに対して、魚介類や野菜などは価格上昇とともに消費数量が明確に落ち込んでいる。」と日本リサーチ総合研究所の藤原裕之・主任研究員は指摘しています。

商品券フィーバーの背後にある消費者の実態にも目を凝らしましょう。


◆日経平均 18,344.07(+65.39)(14日9:20)
◆NYダウ 16,433.09(+102.69)(11日終値)
◆外国為替相場 ドル/円 120.54  ユーロ/円 136.66
(14日9:20)


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