ノルウェー政府系ファンド、流動性低い債券削減、日本国債も

【9月21日(木) 今日のマーケットニュース】

世界最大の政府系ファンド(SWF)であるノルウェー政府年金基金は債券投資を縮小したうえで、運用通貨を絞り込む方針を打ち出した。日本国債をはじめ流動性の低い債券は投資対象から外れる可能性が高い。SWFは巨額の資金を運用しており、こうした動きが広がれば、世界の金融市場に大きな影響がある。

8兆クローネ(112兆円)のSWF資産を運用する同基金は今月初旬、運用方針の大幅な見直しを財務省に提案した。資産の約3分の1を投資する債券運用で、通貨をドル、ユーロ、ポンドの3通貨に限定するというものだ。反対に株式の保有比率を6割から7割に引き上げる。
 
ノルウェーの4~6月期の債券の運用利回りは1・1%にとどまる。日本国債には債券運用の6%強にあたる1690億クローネを投資してきたが、保有比率を引き下げる方針だ。

日本の債券市場は、日銀が大量に国債を購入する状況が続き「値動きがなくなり投資家の層が薄くなっている」(債券ディーラー)。ノルウェーのSWFは日本国債の市場規模は大きいが流動性は低いと判断した。長期資金を投じる海外のSWFが市場から遠のけば、長期金利の動きが不安定になる可能性は残る。

米SWF研究所によると、世界のSWFの運用資産残高は足元で計7兆4000億ドル程度で、この2年ほど頭打ちの状況にある。運用の効率化への圧力も一段と高まっている。メキシコや韓国など新興国の国債もこれまでほど運用利回りを見込めないとし、削減対象にした。満期も最長10年とし、超長期債への投資は手控える見通しだ。
2017/09/20 日本経済新聞 朝刊

債券マーケットは、世界中で利回り(価格は上昇)が低い状況下にあり運用環境はよくない。その中でノルウェーの年金基金は債券投資を縮小するとのこと。縮小する上に流動性が低い債券は投資対象から外す可能性が高くなっています。日銀が国債を購入し続けている日本の債券市場の流動性が低くなっていることから、日本債券投資の縮小が見込まれています。

多様な投資家が市場に参加していることで、マーケットの動きも安定します。今すぐに日本債券市場が大きく変動するという事は考えにくいものの今後の動きには注視する必要があります。
また、債券の満期を短くしていく方針だが、将来的な金利上昇による価格変動リスクを抑えようと考えているようだ。

執筆者:コンサルティング事業部 齋藤

●日経平均株価:20,479.97 +169.51 (21日9:15)
●NYダウ:22,412.59 +41.79(20日 終値)
●米ドル/円:112.60 ユーロ/円:133.64 (21日 9:15)


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