弱いドルはしばらく続く

【9月20日(水) 今日のマーケットニュース】

トランプ大統領の就任以来、ドルが下落し続けている。1月以降、他の主要通貨と比較して11%落ちている。

だが、ドルが持ち直す日は当面来ないだろうと、ドイツ銀行のストラテジスト、ジョージ・サラベロス(George Saravelos)氏は予測している。

「ドルは問題を抱えている」クライアントに宛てたメモの中でこう述べたサラベロス氏は、その原因の一部として2つの変化を挙げた。

1つ目の変化は、市場が依然として連邦政府の追加金利上昇を織り込んでいないことだ。同氏はこれを「ゾンビ化」と呼ぶ。

ここで重要なのは、サラベロス氏は決して2017年の利上げの可能性について述べているわけではないということだ。同氏が問題視しているのは、より大きな枠組みでの、連邦政府の今後の決定に対する長期的な不透明感だ。同氏はこの傾向が続くと見ている。

現在、ブルームバーグの世界の金利予想確率(WIRP)データによると、2018年9月までの金利引き上げは、一度と予測されている。

だが、連邦公開市場委員会(FOMC)の大半は、2018年になると入れ替わるため、新たなメンバーがどのような政策を取るのか、現段階で予想するのは難しい。

2つ目の重要な変化は、外国為替市場のドライバーが根本的に変わろうとしていることだ。かつてFX市場は金融政策への期待によって支えられていたが、サラベロス氏は今や、ここ数年の「慣例にとらわれない」国際的な通貨政策の後、ポジション調整によって変動しているように見えると分析する。

「この不均衡の原因の一部は、我々が過去にも書いた通り、ヨーロッパのアセットの構造的な減少にある」「だが、より広い視点で見ると、アメリカ人による他国への投資金額が大幅に減っている」と同氏は言う。

その上で、「この傾向を推し量る最も簡単な方法は、アメリカ人が海外資産をどれだけ購入しているかを調べることだ」と続けた。「ここ数年間で、アメリカ人は外国債券のポートフォリオのほとんど全てを清算しており、世界の他の地域に再び割り当てるプロセスの最中にある可能性が高い。

世界と比べ、アメリカの相対的な成長が縮小する中、アメリカ国内における政治的混乱がこの傾向の追い風となっている可能性がある」

これらの2つの変化を合わせて考えると、「弱いドル」はしばらく続きそうだ。

[原文:DEUTSCHE BANK WARNS: ‘The dollar is in trouble’]

『 弱いドル』が続くとなると株式市場にも悪い影響がでると予測されます。

このまま弱いドルが加速するようだと日本株を買い支えていた投資家心理を冷やす事も考えられ、トランプ大統領の発言や動向にも注目していく必要がありそうです。

執筆者:コンサルタント事業部 猪之鼻

●日経平均株価:20,285.40 ̠̠ -13.98(20日9:35)
●NYダウ:22,370.80 +39.45(20日 終値)
●米ドル/円:111.52 ユーロ/円:129.19 (20日 9:35)


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