日本企業のAEC活用チャンスはフィリピンにあり

皆様おはようございます。プレミアバンクの山村です。

【7/17(金)マーケットニュース】

ASEAN経済共同体(AEC)が年末に発足します。「10か国で6億人の巨大市場」を看板に掲げています。欧州連合(EU)に発展した欧州共同体(EC)を連想しますが、思惑を抱える加盟国は一枚岩となれるのか?日本企業のAEC活用はどうなるのか?

AEC発足は、モノの移動が活発化するという点で、サプライチェーンの構築が注目されています。特にタイは「タイ・プラスワン」と呼ばれる周辺諸国と陸で隣接している点が優位です。タイをハブとするサプライチェーンが、AECの中心となる可能性は非常に高く、引き続き生産拠点を日本からタイ及びその周辺国へ移管する動きがあります。

一方で、サプライチェーンに組み込まれていない国にとっては、自国の産業が淘汰される厳しい環境下に置かれる可能性もあります。このような状況の中、生産のサプライチェーンとしての魅力には欠けるものの、1億人という市場を抱える優位性と政策方針により投資を引き付けようとするアキノ現政権のフィリピンが日本企業にとってチャンスだと言えます。

AEC発足で挽回を期すフィリピンは、本格的な自動車産業の育成に乗り出しており、完成輸入品に頼るのではなく、自国での生産基盤を育てようとしています。6月初旬に来日したアキノ大統領は自動車産業支援策を打ち出し、日系を含む自動車メーカーに税金還付などの優遇措置が与えられるともいわれています。

モータリゼーションの初期段階にあるフィリピンでは毎月前年比2桁台の伸び率で自動車販売台数が増加しており、今のタイミングは日本企業にとって非常に魅力的です。他国と違って、日本と同じく島国であるフィリピンですが、結果的にインフラ整備や企業支援などを含めた投資環境の改善といった方向に進む可能性があります。


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●NYダウ 18,120.25 +70.08(16日終値)
●外国為替相場 米ドル/円 124.147 ユーロ/円 135.088
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