中国財政出動、資源価格に底入れ感

おはようございます。株式会社プレミアバンクの岸本です。

【3月9日(水) マーケットニュース】

資源やエネルギーの国際価格に底入れ感が広がっています。鋼材の原料となる鉄鉱石の国際価格は約9ヵ月ぶり、銅は4ヵ月ぶり、原油は2ヵ月ぶりに高値を付けました。中国の財政出動による需要拡大期待が浮上し、原油は産油国で増産凍結を目指す動きが広がり、値上がりをにらんだ投資マネーが流入しています。

鉄鉱石取引の指標になっているオーストラリア産の中国向け価格は7日に1トン62ドル前後となり、昨年12月に比べ7割弱の大幅な上昇をしました。電力インフラに使われる銅もロンドン市場で4ヵ月ぶりに1トン5,000ドルを上回りました。ロイター・コアコモディティーCRB指数も2ヵ月ぶりの高水準です。

中国では5日開幕の全国人民代表大会(全人代)で交通インフラ整備などに年2兆元(34兆円)超を投じることが表明されました。リーマンショック後に行った大規模な財政出動以来の規模になる可能性があります。そうなると下支え要因になると専門家はみています。

原油も7日には米国指標のWTI(ウェスト・テキサス・インターリミテッド)が1バレル37ドル台と2ヵ月ぶりの高値を付けました。ロシアとサウジアラビアなど産油国が2月に増産の凍結で合意し、20日にも産油国が追加の協議を行う見通しです。

米国ではシェールオイルの減産も緩やかに進んでいます。中国の需要回復への期待も加わり、1日当たり150万バレルを超える世界の需要ギャップが縮小に向かうとの見方が広がりました。

ただ、価格水準は依然として低く、値上がりは期待先行の面も強く上昇が続くかどうかは微妙で、中国のインフラ投資の具体化はこれからで、どの商品に波及するかは未知数です。供給面でも鉄鉱石など高水準の生産が続く資源も多い。

原油は増産凍結で合意してもサウジなど減産に慎重で、米国では原油在庫が過去最高水準で減産しない限り、在庫消化はなかなか進まない状態です。それでも資源価格の上昇は悲観的な見方がひとまず後退し、金融市場の安定につながりそうです。


●日経平均株価 16,879.89 -31.43(9日 9:00) 
●NYダウ 16,934.96 -138.99(8日終値)
●米ドル/円 112.94円  ユーロ/円 124.62円 (9 日9:00)


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