エルニーニョ現象による食料価格への影響

皆様、おはようございます。株式会社プレミアバンクの山村です。関東地方には再び南岸低気圧がやってくるようです。降雪による影響が予想されます。外出や買い物は金曜日までに済ませておいた方が良さそうです。

【1月20日(水) マーケットニュース】

欧米の広範囲にわたる暖冬は、商品相場にとって一段と懸念を深める材料になっている。

■栽培面積増えたが、干ばつで収穫量減る
エルニーニョ現象は、中国の景気減速と共に、15年の商品相場を左右する主な要因となった。しかも、まだ正確な影響はわからない。石油・ガス価格の反転材料は見当たらないが、15年の不作は食料価格をいくぶん押し上げる可能性がある。15年12月の北半球は暖かかったため、暖房の需要は低迷し、原油価格は安値を更新した。

暖冬や16年初めの米国における豪雨の原因は、1997~98年以降で最も強力なエルニーニョだ。中南米沿岸の海面の水温が平年よりも高くなるこの現象は2~7年ごとに発生し、世界各地に異常気象をもたらす。気象学者は現在のエルニーニョが16年半ばまで続くと予測する。

最近2年間、食料価格は弱含んでいたが、このところ穀物価格の多くは持ち直しつつあるようだ。シンガポールを拠点に活躍するオーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)のエコノミスト、ウェイウェン・ング氏は「足元のエルニーニョ現象により、世界の食料価格は上昇圧力にさらされている」と指摘する。

米農務省は15年11月に発表した報告書で、16年6月期の世界の砂糖生産量は前年同期比300万トン減少すると予測した。世界第2の砂糖輸出国であるタイの生産量は同1080万トン落ち込む見通しだ。栽培面積は増えたものの、深刻な干ばつで収穫量が減ったためだ。世界最大の生産国ブラジルも、季節外れの豪雨によりサトウキビ栽培が被害を受けた。

■「期待外れ」だった14年も下回る
エルニーニョが引き起こした干ばつは、コメ生産にも打撃を与えている。国連食糧農業機関(FAO)は15年12月、同年の世界のコメ生産高が前年に比べて0.5%、400万トン減の7億4020万トンに落ち込んだとの見通しを明らかにした。「ただでさえ期待外れ」だった14年の生産高をさらに下回った。

パーム油も例外ではない。少雨のために世界最大の生産国インドネシアの収穫量が減り、干ばつの影響は1年後まで続くとみられる。ただ、米農務省によると、パーム油の代替となる大豆は南北の米大陸ともに豊作で、インドネシアの不作を上回る見通しだ。

野村インターナショナルのアジア担当チーフエコノミスト、ロブ・スバラマン氏は、15~16年のエルニーニョは18年ぶりの強さだが、被害の程度を判断するのは時期尚早だとの見方を示す。「乾期が進むにつれて明らかになるだろう」と語った。

オランダ大手銀行ラボバンクは、中米や東南アジアの少雨により16年の世界のコーヒー豆収穫量は270万袋(16万2000トン)減少すると予測する。ただ、市場が影響を実感するのは16~17年になる可能性があるという。

97~98年のエルニーニョによる経済損失は数十億ドルに及んだが、意外にも食料価格への影響はそれほど大きくなかったと、スバラマン氏は指摘する。だが、発展途上国の消費者物価指数(CPI)において、食料価格は石油の3~4倍の影響力を持つ。このため、今回の方がエルニーニョの影響が大きくなる可能性もある。


●日経平均株価 16,934.78円 -115.92 (20日9:50)
●NYダウ 16,016.02ドル +27.94(19日終値)
●米ドル/円 117.63円 ユーロ/円 128.35円 (20日9:50)


◆メルマガ会員限定!藤田観光グループ「クラブフジタ」宿泊券プレゼントキャンペーン!!
URL:http://premierbank.jp/news/2015/0902.html
◆メルマガ登録はこちらからどうぞ
URL:http://premierbank.jp/magazine/index.php


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)